行政手続法による標準処理期間についての次の記述のうち、妥当なものはどれか。
1
地方公共団体がなす許認可等についても、法律に根拠を有するものの標準処理期間は、主務大臣が定めることとされている。
2
申請に対する処分と異なり、届出の処理については、標準処理期間が定められることはない。
3
申請の処理が標準処理期間を超える場合には、行政庁は、申請者に対して、その理由と処分の時期を通知しなければならないとされている。
4
標準処理期間とは、申請が行政庁によって受理されてから当該申請に対する処分がなされるまでに通常要すべき期間をいう。
5
標準処理期間を定めることは、法的な義務であるから、これを定めることなく申請を拒否する処分をすると、重大な手続上の違法として、それを理由に処分が取り消されることがある。
解答
正解
2解説
1 ×
地方公共団体がなす許認可等についても、法律に根拠を有するものの標準処理期間は、
・行政庁が定める(行政手続法 第六条)
2 〇
申請に対する処分と異なり、届出の処理については、標準処理期間が定められることはない。
・行政手続法 第三十七条
3 ×
申請の処理が標準処理期間を超える場合には、行政庁は、申請者に対して、その理由と処分の時期を
・行政手続法 第九条
4 ×
標準処理期間とは、申請が
・その事務所に到達してから(行政手続法 第六条)
5 ×
標準処理期間を定めることは、
・努力義務(行政手続法 第六条)
■ 行政手続法
(標準処理期間)
第六条 行政庁は、申請がその事務所に到達してから当該申請に対する処分をするまでに通常要すべき標準的な期間(法令により当該行政庁と異なる機関が当該申請の提出先とされている場合は、併せて、当該申請が当該提出先とされている機関の事務所に到達してから当該行政庁の事務所に到達するまでに通常要すべき標準的な期間)を定めるよう努めるとともに、これを定めたときは、これらの当該申請の提出先とされている機関の事務所における備付けその他の適当な方法により公にしておかなければならない。
(情報の提供)
第九条 行政庁は、申請者の求めに応じ、当該申請に係る審査の進行状況及び当該申請に対する処分の時期の見通しを示すよう努めなければならない。
2 行政庁は、申請をしようとする者又は申請者の求めに応じ、申請書の記載及び添付書類に関する事項その他の申請に必要な情報の提供に努めなければならない。
(届出)
第三十七条 届出が届出書の記載事項に不備がないこと、届出書に必要な書類が添付されていることその他の法令に定められた届出の形式上の要件に適合している場合は、当該届出が法令により当該届出の提出先とされている機関の事務所に到達したときに、当該届出をすべき手続上の義務が履行されたものとする。