次の文章は、ある最高裁判所判決の一節である。空欄〔 ア 〕~〔 エ 〕に当てはまる語句を、枠内の選択肢(1~20)から選びなさい。
右安全保障条約* は、その内容において、主権国としてのわが国の平和と安全、ひいてはわが国〔 ア 〕に極めて重大な関係を有するものというべきであるが、また、その成立に当っては、時の〔 イ 〕は憲法の条章に基づき、米国と数次に亘る交渉の末、わが国の重大政策として適式に締結し、その後、それが憲法に適合するか否かの討議をも含めて衆参両院において慎重に審議せられた上、適法妥当なものとして国会の承認を経たものであることも公知の事実である。
ところで、本件安全保障条約は、前述のごとく、主権国としてのわが国の〔 ア 〕に極めて重大な関係をもつ〔 ウ 〕性を有するものというべきであって、その内容が違憲なりや否やの法的判断は、その条約を締結した〔 イ 〕およびこれを承認した国会の〔 ウ 〕的ないし〔 エ 〕的判断と表裏をなす点がすくなくない。(昭和34年12月16日刑集13巻13号3225頁)
1 存立の基礎 2 国権 3 建国の理念 4 幸福追求 5 自由裁量 6 憲法体制 7 衆議院 8 天皇 9 内閣総理大臣 10 内閣 11 国会 12 権力分立 13 合目的 14 合法 15 高度の政治 16 要件裁量 17 民主 18 自由主義 19 大所高所 20 明白な違憲
〔 ア 〕
〔 イ 〕〔 ウ 〕
〔 エ 〕
正解
ア 1 イ 10 ウ 15 エ 5解説
〔 ア 〕1 存立の基礎〔 イ 〕10 内閣
〔 ウ 〕15 高度の政治
〔 エ 〕5 自由裁量
右安全保障条約* は、その内容において、主権国としてのわが国の平和と安全、ひいてはわが国〔 存立の基礎 〕に極めて重大な関係を有するものというべきであるが、また、その成立に当っては、時の〔 内閣 〕は憲法の条章に基づき、米国と数次に亘る交渉の末、わが国の重大政策として適式に締結し、その後、それが憲法に適合するか否かの討議をも含めて衆参両院において慎重に審議せられた上、適法妥当なものとして国会の承認を経たものであることも公知の事実である。
ところで、本件安全保障条約は、前述のごとく、主権国としてのわが国の〔 存立の基礎 〕に極めて重大な関係をもつ〔 高度の政治 〕性を有するものというべきであって、その内容が違憲なりや否やの法的判断は、その条約を締結した〔 内閣 〕およびこれを承認した国会の〔 高度の政治 〕的ないし〔 自由裁量 〕的判断と表裏をなす点がすくなくない。(昭和34年12月16日刑集13巻13号3225頁)
・ 砂川事件 (最大判昭和34年12月16日)
(裁判所 裁判例結果詳細 最大判昭和34年12月16日)
・条約の締結は内閣が行う
■ 日本国憲法
第七十三条 内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行う。
一 法律を誠実に執行し、国務を総理すること。
二 外交関係を処理すること。
三 条約を締結すること。但し、事前に、時宜によっては事後に、国会の承認を経ることを必要とする。
四 法律の定める基準に従い、官吏に関する事務を掌理すること。
五 予算を作成して国会に提出すること。
六 この憲法及び法律の規定を実施するために、政令を制定すること。但し、政令には、特にその法律の委任がある場合を除いては、罰則を設けることができない。
七 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を決定すること。