A市は、風俗営業のための建築物について、条例で独自の規制基準を設けることとし、当該基準に違反する建築物の建築工事については市長が中止命令を発しうることとした。この命令の実効性を担保するための手段を条例で定める場合、法令に照らし、疑義の余地なく設けることのできるものは、次の記述のうちどれか。
1
当該建築物の除却について、法律よりも簡易な手続で代執行を実施する旨の定め。
2
中止命令の対象となった建築物が条例違反の建築物であることを公表する旨の定め。
3
中止命令を受けたにもかかわらず建築工事を続行する事業者に対して、工事を中止するまでの間、1日について5万円の過料を科す旨の定め。
4
市の職員が当該建築物の敷地を封鎖して、建築資材の搬入を中止させる旨の定め。
5
当該建築物により営業を行う事業者に対して1千万円以下の罰令を科す旨の定め。
解答
正解
2解説
1 ×
当該建築物の除却について、
・行政代執行法 第一条
2 〇
中止命令の対象となった建築物が条例違反の建築物であることを公表する旨の定め。
3 ×
中止命令を受けたにもかかわらず建築工事を続行する事業者に対して、工事を中止するまでの間、
・地方自治法 第十四条 3項
4 ×
市の職員が当該建築物の
5 ×
当該建築物により営業を行う事業者に対して
・百万円以下の罰金
■ 行政代執行法
第一条 行政上の義務の履行確保に関しては、別に法律で定めるものを除いては、この法律の定めるところによる。
■ 地方自治法
第十四条 普通地方公共団体は、法令に違反しない限りにおいて第二条第二項の事務に関し、条例を制定することができる。
2 普通地方公共団体は、義務を課し、又は権利を制限するには、法令に特別の定めがある場合を除くほか、条例によらなければならない。
3 普通地方公共団体は、法令に特別の定めがあるものを除くほか、その条例中に、条例に違反した者に対し、二年以下の拘禁刑、百万円以下の罰金、拘留、科料若しくは没収の刑又は五万円以下の過料を科する旨の規定を設けることができる。